私は36歳で大きな手術を受けました。
甲状腺の乳頭癌で、甲状腺を全適しました。
副甲状腺もありません。
甲状腺・副甲状腺の働きがなくなってしまったので、それを代用するために、一生涯、お薬は毎日飲まないといけません。
チラージン、乳酸カルシウム、ロカルトロールの3種を飲み続けています。
子供のころは、ずっと「喉が腫れている」と気づいていました。
小学生の時は、「のどぼとけがある」とからかわれたこともありました。
大人になって働いてからも、からかう人がいたんですよ。
ビックリな話ですが、夜勤でテンパっていた先輩が私に言い放ちました。
「甲状腺腫の みうみちゃん!」と。
子供のころから甲状腺腫があったのに、母は見て見ぬふりでした。
気付かなかったのかもしれません。
母は、自分が怖い・イヤと思う事実を、都合の良い方や怖くない方に記憶を擦り替える癖があります。
血液検査なども、受けたことはなかったように思います。
でもさすがに出産をしたら、子供たちのために健康でいたいという思いから、定期通院をすることにしました。
半年に一回、通院して、定期的にエコー検査を受けていました。
36歳のあるとき、嚢胞の大きさが気になった先生が、細胞診をしたいと言われ、うけることにしました。
細胞診の結果は、良くなくて、「乳頭癌」であるから、手術をしようというものでした。
10年生存率は98%、そのまま持っていることも知らずに寿命を終える方もいるくらいであるから、癌と言えども、怖い物ではないよという先生の話でした。
つづく
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